東京は日本の首都として、政治・経済の重要な機能を担い、国内外の多くの人々が集う世界的な大都市として発展を遂げてきました。その一方で、都市構造の変化に伴い火災、事故、水害等の災害形態が複雑・多様化し、南関東直下の地震発生が危惧され、更には、テロ等の不安要因が新たに出現しています。

  こうした社会背景を踏まえ、東京消防庁では、大規模な災害の発生に備えた総合消防体制の構築、増大する救急需要への対応と救命効果の向上、事業所の防火管理体制の強化、住宅用火災警報器の設置促進をはじめとする火災予防等を積極的に推進するとともに、2016年東京オリンピックの開催をも見据え、東京の安全・安心の基盤となる消防・防災対策の充実に努めています。

  「東京国際消防防災展2008」は、株式会社東京ビッグサイト及び東京国際消防防災展2008実行委員会の皆さんと力をあわせ、「住民・企業・行政等の連携協力により、国際都市・東京の安全と安心を高める」ことを目的に開催します。

  東京から広く国内外に向け、最新の防災技術、防災施策等を発信するとともに、防火防災に関わる情報の交換や人々の交流の場としたいと考えており、そのためには、最先端の科学技術と知見を持つ産業界との相互協力が不可欠です。関連する産業に携わる皆様には、是非、本展示会へのご参加を通じ、産業界の発展と安全・安心な社会の実現に寄与いただくことを切望しています。 

  また、本展示会にあわせ、第60回全国消防長会総会、第25回アジア消防長協会総会及び第11回日本臨床救急医学会総会が開催され、国内外から多数の消防防災関係者が一堂に集い、いわば「消防防災のサミット」が東京ビッグサイトを会場として展開されることから、新たな市場機会を探求する場にしていただきたいと思います。

  「東京国際消防防災展2008」の開催が、消防・防災に関わる産業界の益々の発展の推進力となり、災害に強く安全で安心なまちづくりへの更なる契機となることを期待しております。

  多くの皆様が積極的にご参加されることを心から願っています。

東京消防庁 消防総監
(全国消防長会会長 アジア消防長協会会長)

小林 輝幸

  このたび、株式会社東京ビッグサイトでは、東京消防庁と共同で、「東京国際消防防災展2008」を開催する運びとなりました。

  この展示会は、当社前身の社団法人東京国際見本市協会が昭和57年(1982年)に、「東京国際防災展」として開催、平成6年(1994年)からは東京消防庁と共催し、今回で8回目となります。毎回、消防防災に関するあらゆる製品・技術・サービスが一堂に展示され、国内外から消防関係者および行政の防災担当部署、企業関係者、さらには一般の方々まで、多くの層からのご来場をいただく一大イベントとして定着してまいりました。これは、行政や企業だけではなく一般の皆様方にも、消防防災活動が高い関心事として位置づけられていることのあらわれだといえます。

  また、前回平成15年(2003年)の本展開催以来、直下型地震や局地的豪雨・竜巻などの自然災害対策だけではなく、事業継続性計画(BCP)やテロ対策などの多様化する災害の様態に対応すべく、新たな技術開発への期待も高まってきております。このように、行政、企業から個人レベルに至るまで、消防防災の果たすべき役割は非常に多岐にわたり、その重要度は今後もさらに増大するといえます。

  本展の役割は、まさにこの公助、共助、自助を実践するための情報を発信し、製品・技術の交流を促進することであると考えます。このため、主催者といたしましては、前回以上に共催者、関係機関と連携し、より一層の来場誘致を推進する計画です。

  関係各位におかれましては、本展示会の趣旨にご賛同いただき、積極的なご出展・ご参画を賜りますようお願い申しあげます。

株式会社 東京ビッグサイト
代表取締役社長

小池 正臣

  このたび、防災に係る住民の意識及び行動力の向上、関連技術・産業の振興並びに行政施策の充実などを促進し、国際都市東京の安全と安心を総合的に高めることを目的に、「東京国際消防防災展2008」が開催されます。

  今日の東京は、想定される被害への対策が喫緊とされる大規模地震の発生危険から、日常生活においてこれまで想定されなかった事故等の出現まで、多様なリスクに直面しております。都民として、また企業人として、これらに対する各方面の対応や被害軽減への取組みに注目するとともに、真摯な関心を持っています。また一方で、私達自身も、自助、共助の精神を踏まえ、関係機関のご指導、ご支援をいただきながら、注意力の喚起や行動力の向上を目指す取組みに努めています。

  今般、私達が置かれている都市環境の中で、最先端の技術と知識の普及は首都東京の防災力向上にとって大きな推進力となることが期待されます。そのためには、民間団体・企業の参画は必要条件であるばかりか、果たす役割は極めて大きいと言えます。

  防災は社会公共性の高いテーマでもあり、安全・安心な都市の構築に対して積極的に寄与することは、東京の一構成員としての責務であります。

  そこで、「東京国際消防防災展2008実行委員会」を設立し、開催を支援することとしました。

  「東京国際消防防災展2008」が、更なる東京の安全・安心の架け橋になるよう皆様のご協力を衷心からお願いいたします。

東京国際消防防災展2008実行委員会
会長 (三菱地所株式会社 相談役)

高 木 丈 太 郎
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